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さだまさし
さだ まさし(本名・佐田雅志、1952年4月10日 - )は日本の歌手、シンガーソングライター。元グレープのボーカリスト。ラジオパーソナリティ、小説家、映画監督。長崎県長崎市生れ。國學院高等学校卒業、國學院大學法学部中退。血液型はA型。趣味はゴルフ。 弟は、日本人初のプロサッカー選手であり、さだ企画社長でもある佐田繁理。妹は、歌手の佐田玲子。息子は、2007年現在桐朋学園大学在学中のヴァイオリニスト佐田大陸。
二人組のフォークデュオ「グレープ」でデビュー。2枚目のシングル『精霊流し』が全国的なヒットになり、一躍全国区となる。ソロになってからも、『雨やどり』、『関白宣言』、『道化師のソネット』、『防人の詩』、『北の国から』など数々のヒット曲・有名曲を生み出してきた。その叙情的で文学的な歌詩の世界は独自ものである。また、トークの軽妙さはテレビでもコンサートでもさだの大きな魅力となっているほか、近年では小説家としても活動している。
2007年8月現在、日本で最も多くのソロ・コンサートを行った歌手であり、その回数は3500回を越えている[1]。日本屈指のライブ・アーティストである。
ファンとスタッフの間では「まっさん」という愛称が使われている。画家原田泰治との交友から、長野県諏訪市に居を構えているが、近年は、子供の教育の都合上、諏訪に居ないことが多い。
長崎市で佐田家の長男として生まれる。佐田家は元々島根県三隅町(現浜田市)の大地主の家系である。その次男坊だった祖父・繁治は中国大陸で諜報活動に従事したのち商工省の大臣秘書官を務めた経歴の持ち主であり、その繁治と結婚した祖母もまたソ連(現ロシア)のウラジオストックで料亭を営んでいたという当時の日本人女性としては異色の存在である。父・雅人は第二次世界大戦終戦後、長崎出身の戦友とともに復員し、そのまま長崎に住み着いた。その後、戦友の妹・喜代子と結婚し、雅志・繁理・玲子の三人の子をもうけている。雅志の幼少時は、父・雅人は材木商を営み、自宅は庭に小山があるような豪邸だったという。
3歳よりヴァイオリンを習い始め、毎日学生音楽コンクール西部地区大会で入賞するなどの上達ぶりを見せる。一方、父の事業が失敗し、一家は豪邸を失い小さな長屋住まいとなる。
小学校卒業後、ヴァイオリン修行のため単身上京。以後、葛飾区や千葉県市川市で一人暮らしを続けることになる。中学生時代に加山雄三やサイモン&ガーファンクルに影響され、ギターを奏でながら歌を作るようになる。その一方東京藝術大学付属高校(途中で東京都立駒場高等学校(現東京都立芸術高等学校の芸術科)に志望校を変更)の受験に失敗し、失意のなか國學院高等学校に入学。以来ヴァイオリンへの熱意を失う。ただし創造性とでも言うべきユニークな才能は高等学校在学中にもいかんなく発揮され、数多くの武勇伝や逸話を残している。
國學院大學中退(法学部へ入学も、殆ど大学には行かなかった)後、数々のアルバイトをしながらの生活を送るも、やがて肝炎を患ったことをきっかけに長崎に帰郷。1972年、高校時代からの友人吉田政美とバンド「グレープ」を結成し音楽活動を開始。やがて音楽プロデューサー川又明博によってスカウトされ、1973年には『雪の朝』でワーナー・パイオニア(現ワーナーミュージック・ジャパン)より全国デビューした。
1974年、『精霊流し』を発表するが、まだ無名のフォークデュオであった為か、当初の売り上げは芳しくないものだった。しかし、名古屋の東海ラジオの深夜番組『ミッドナイト東海』の中で、蟹江篤子アナウンサーが担当曜日で毎週のように流し続け、これが助力となって放送エリアの名古屋地区のみならず、全国的なヒットとなった。この年の日本レコード大賞作詞賞受賞。
1975年11月にリリースした『無縁坂』もヒット。
1976年4月、自分たちのやりたい音楽と世間が望むイメージとのギャップを感じたことと、さだが体調を崩したこともあり、グレープを解散。同年11月、『線香花火』でソロ活動を始める。
1977年にシングル『雨やどり』がオリコンシングルチャート1位になるほどの大ヒットとなる。
1978年10月、個人レーベル「フリーフライト」設立。1979年1月、同レーベルから初のシングル『天までとどけ』をリリース。
1979年には『関白宣言』が150万枚を超える大ヒットとなった。他にも『案山子』、『道化師のソネット』、『天までとどけ』、『防人の詩』、『親父の一番長い日』、『驛舎』など、数々のヒット曲を放つ。
1980年、映画『翔べイカロスの翼』(主題歌は「道化師のソネット」。共演は原田美枝子)にサーカス団のピエロの青年役として主演、音楽も担当。一方、翌1981年にかけ、中国大陸を流れる大河を舞台にしたドキュメント映画『長江』(主題歌は「生生流転」)を制作(1981年11月公開)。映画自体は120館上映というヒットであったものの、それ以上に制作費を掛け過ぎてしまったため、約30億円もの負債が残った。この借金については自身31作目のシングル「建具屋カトーの決心?儂がジジイになった頃」の中の歌詞にも盛り込まれている。本人曰く「ガビ山からゴビ砂漠に向かってションベンして、借金して、島の王様で、昔は歌手、と言っても『嘘つけ、このハゲ!』なんか言われてしまうだろう」とのこと。さだは以後、借金返済のため年間100回以上、多い年には年に162回(1982年実績)ものコンサートを行なうようになる。また、この頃から大ヒットの反動から「暗い」「右翼」「左翼」「軟弱」「女性蔑視」など様々なバッシングを受けることになる。
1981年、フジテレビ系ドラマ『北の国から』の音楽を担当。歌詩の無い主題歌だが大変有名な曲となる。
1985年、ソロ・コンサート通算1000回(東京厚生年金会館)を達成。
1987年8月、故郷長崎市で「長崎から広島に向って歌う」無料平和祈念コンサート『夏・長崎から』を開催。以後2006年までの20年間毎年8月6日に長崎でコンサートを行い、地元市民だけはなく全国からファンが集まる長崎市の夏の一大イベントとなった。
1993年、ソロ・コンサート通算2000回(大阪フェスティバルホール)を達成。
1995年、長崎市に平和祈念のミュージアムを作る「ナガサキピーススフィア貝の火運動」を開始(2003年4月にナガサキピースミュージアム開館)。
1996年、長崎県県民栄誉賞を受賞。
2000年4月1日、福岡ダイエーホークス開幕戦にて君が代を独唱。ロンドン・ロイヤルアルバートホールにてコンサートを行う(日本人男性歌手では初)。
2001年9月、小説『精霊流し』を発表。後にNHKでTVドラマ化され、さらに映画化もされた。
児童書『おばあちゃんのおにぎり』発刊。2002年にひろすけ童話賞を受賞する。
2002年3月21日、ソロ・コンサート通算3000回(東京国際フォーラム)という前人未到の偉業を達成。9?12月、デビュー30周年記念コンサート・ツアー『MOON-BOW at THE 30th』を東京・名古屋・大阪にて各8夜構成で開催。グレープ・デビューからの時系列に沿って8日間掛けて足跡を辿って行くという趣向で曲目、バンド編成が日替わりのスペシャルコンサート。12月、小説集『解夏(げげ)』発表。2004年に映画化、フジテレビ月9枠でドラマ化(『愛し君へ』)。
2004年、長崎市栄誉市民となる(故人以外に贈られるのは初めて)。NHKが行った「紅白歌合戦出場歌手に関する世論調査」で15位にランクイン。現在でも多くの人から根強い支持を受けていることを証明した。12月、長編小説『眉山』発表。
2005年8月17日、FIFAワールドカップ予選日本対イラン」の試合にて君が代を独唱。9月6・7日、「ソロ通算3333回記念コンサート」を日本武道館にて2日間開催。同7日に32作目のオリジナルアルバム『とこしへ』発売。10月、サッポロビール「冬物語」で初のパッケージデザイン。
2005年、NHK紅白歌合戦で歌ってほしい歌のアンケート(スキウタ?紅白みんなでアンケート?)において、「関白宣言」が男性歌手の中で82位になり、今なおその人気が高いことを証明した。
2006年、1月1日未明にNHK総合テレビでさだ司会の生放送特番『新春いきなり生放送!!「年の初めはさだまさし」』が放送される。好評を博したため、5月・8月に続編が放送、翌2007年1月1日未明にも「2007年新春生放送 年の初めはさだまさし」が放送され、3月にも続編が放送されている。
2006年8月6日、最後の『夏・長崎から』である「2006 夏 長崎から さだまさし ファイナル」を行う。その際に「来年は8月9日に広島から長崎に向かって歌うコンサートをやるよ」と宣言する。
2006年、『夏・長崎から』の活動に対し、日本レコード大賞・特別賞を受賞する。
2007年8月9日 広島市民球場開設50周年記念 「2007 夏 広島から さだまさし」を開催。広島市民球場でコンサートを行うのは2004年の奥田民生に次いで2人目。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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